ポヨっとみるく

18歳女子大生のぼやき

私が今まで出会った中で一番尊敬する女性の話

 

 

その人とは高校で出会った。

 

 

国語の教師で27〜29歳(3年間教わった)既婚女性である割には、ものすごく若く見えた。

童顔ってわけではなく、若々しいオーラが出ていて、大学生でも十分通用すると思った。

 

 

 

 

背は小さく、小柄で胸が大きく、でも太ってはいない。ナチュラルストレートの黒髪ロングはいつもツヤツヤサラサラしていて、もちもち色白の二の腕、可愛らしく整った顔をもつその先生はかなり男子から人気があった。

 

 

 

多少あざとい演技をすることもあり、一部の女子からはよく思われてはいなかったが、その先生はその演技をする土台を作る努力をしているだろうし、非難するより、真似するべきだと思った。

 

 

 

性格もよく、教師であるため学歴もよく、学校で憧れの先生を「演じている」そう、演じているのが素晴らしいと思った。

 

 

 

 

誰だって弱音を吐きたい時や、嫌なことがあって汚い言葉遣いをしたくなる時があるだろう。でも、私は3年間、この先生のそういう瞬間を見たことはなかった。

 

 

 

彼女はずっと、みんなの憧れの先生を「演じて」いたんだ。一切マイナスなことを口にせず、みんなの太陽でいてくれた。真の強い女であった。

 

 

 

人は孤独に弱い。常に共感してくれる人を求めて生活している。本当の自分を知ってほしいと願っている。

 

 

でもそんなのは結局自分のことしか考えていない。人の悩みを聞いて嬉しいと思うのは、本当に自分を愛してくれている人だけであり、その他大勢は何の関心もない。それが普通。

 

 

 

だったら、その私が尊敬する先生みたいに、太陽でいた方がいい。辛いことは一切口にせず、笑顔で教え子の受験のサポートをしてくれた強い女性を、私は永遠に忘れないだろう。